【スタッフ日記】味噌の仕込み
こんにちは、安ちゃんです。
先日、今年の味噌を仕込みました!
ワタクシにとって味噌の仕込みは、年に一度必ず行う行事です。なぜなら、ワタクシが作る味噌が一番美味しいからです。(←この自画自賛を手前味噌と言います…)
通常、味噌は1月~3月の寒い時期に仕込む『寒仕込み』が一番良いと言われています。その理由は、恐らく寒い方が雑菌が繁殖しにくいという理由が大きいと思いますが、加えて、気温が低い方が味噌の発酵がゆっくりと進み、深みのある味わいに出来上がると言われています。
市販されている味噌の殆どは発酵スピードを速めるために加温します。おそらくこの違いが手前味噌との味わいの違いでは無いかとワタクシは思っています。
しかし、既に4月!しかも今年は桜も終盤になり、少々汗ばむ位に暖かい日が続いているではありませんか! 慌てふためいての味噌仕込み。
前日に大豆を水に浸けて戻し、翌朝5時半から仕込みの開始です。
味噌にも米味噌?、麦味噌?、豆味噌など色々な種類があります。
ワタクシの味噌は、米麹と大豆と塩で作る米味噌です。
当然のことながら、美味しい味噌を作るためには素材にもこだわり、大豆と麹は地元産の有機で高品質なもの限定です。素材が大豆と麹と塩と水というシンプルな所も気に入っています。
ご覧下さい、この光輝く大豆たち!!!
このまま食べても止まらなくなる程に美味しい大豆です。
有機米麹と塩を良く混ぜます。塩もまろやかで美味しい塩を選びました。
ペースト状にした大豆と麹を良く混ぜて、カメに隙間無く詰めて行きます。言葉にすると一言ですが、茹であがった大量の熱々大豆をペースト状に擦る作業は、写真を撮る余裕すら無い位に結構な重労働です。特に菌に敏感な潔癖症(誰も信じてくれませんが…)のワタクシは雑菌1個入るのも許せないという勢いで作業を進めていきます。
ここまで来たら、あとはカメまわりで雑菌が繁殖しない様に焼酎で徹底的に除菌して、ラップや重石で厳重に蓋をして出来上がりです。
我が家の床下倉庫に保管したら、来年の今頃には美味しい味噌となって再び対面する事になります。
↓下の写真は、2015年の冬に仕込んだ3年ものの『三年味噌』です。既に3年前に仕込んだ時の熱い想いは記憶から消えていますが、ワタクシの事ですから、きっとその時にも入魂して仕込んだに違いありません?
1年ものよりも明らかに色も濃く、味も濃厚になっています。我が家では、これを1年ものの味噌と合わせて使っているらしいです。
味噌作りは、もっと少量でも出来ますので、ご家族の人数に合わせて是非、みなさまもお試し下さい!
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