【スタッフ日記】憧れと自己満足

皆様こんにちは、安ちゃんです。

ワタクシ、今から半世紀前、1975年の幼少期、テレビCMで流れていたイギリスのロックバンド『THE BEATLES』の[TWIST AND SHOUT]という曲に衝撃を受け、親に頼んで初めてのレコードを買って貰いました。
これがワタクシが鮮明に覚えている一番古い記憶なのですが、それ以来、彼らに夢中になってしまいました。

既に解散しているアーティストを好きになるという悲劇にこの時は気づいていませんでしたが、成長と共にデビューアルバムから順に夢中になって聴き初め、昔は簡単にレコードも買えませんでしたので、ラジオ放送をカセットテープに録音して、文字通り擦り切れる程聴き込みました。

以降、小学校入学のころからワタクシの頭の中は、THE BEATLESのことが9割がた占めておりました。

学校の同級生が“キャンディーズ”とか、“ピンクレディー”とか、“聖子ちゃん”とか“キョンキョン”なんて言いながら、アイドルに夢中になってプロマイドを集めている中でもワタクシそれらに一切見向きもせず、ひたすらビートルズペンケース、ビートルズ下敷き、ビートルズ鉛筆など1人で変人の道を歩んで来ました。当時は共感してくれる友達は誰もおらず。。。意に介すこともなく我が道を歩き続けてきました。
その後、十数年経ち世の中では再びビートルズ熱が再燃しますが、ワタクシにとっては、1975年からず~っと燃え盛っていて、受験の為ではなく、ビートルズのために英語を習得した程です。

そして、その気持ちをコジらせると、彼らの音楽だけでなく、彼らが訪れた場所、彼らが使った楽器、彼らが身に付けていたものなど。。。ストーカーも紙一重、あらゆるものに興味が広がります。

ワタクシ、20代には、ジョンレノンが愛したニューヨークに移り住みビートル病は加速、週末になるとジョンレノンさんが凶弾に倒れた場所、セントラルパークの自宅の前でひたすら妄想にふけり、ジョンが生前行きつけだったカフェで食事をし。。。ジョンがワタクシに乗り移るのを祈っていました(笑)←あぶね~奴ですね。。
ジョンはそんなワタクシの様な狂信的ファンに(可愛さ余って憎さ百倍なのでしょうか・・)いとも簡単に殺されてしまいました。時代がまかり間違って、ワタクシが犯人にならなくて本当に良かったです。

40代頃からは、ここにはチョット書けない体験なども経て、病気も治って来たのか、やり切った感もあり、ビートルズ関連楽器を集めたり、聖地巡礼したりというのは一通り落ち着いて、普通に音楽を聴いたり演奏したりを楽しむという、普通の大人の楽しみ方が出来るようになってきましたが、半世紀が経った今もその憧れは変わりません。

そんな中、先日、久しぶりにワタクシの狂気を再燃させる大発見をしました。
ジョンレノンさんがギターを持つ写真。何の変哲もない写真ですが、ワタクシの目にはギターネックの先に付けてある飾りの様なものが一体何なのか?気になって気になって気になって気になって気になって。。。。長年の謎でした。

インターネットの無い時代は、謎は謎のままで終わるのが常でした。
しかし、時代は変わって、調べれば解けない謎は少なくなりました。

結果、判明したこのアクセサリーは、なんと日本のものでした!
昭和の時代に大分県別府市の定番土産として売られていた竹細工の工芸品であることが判明しました。

ジョンレノンさんは、1966年に日本に来日した際、滞在ホテルに外商に来た工芸品屋さんから入手し、それ以降ギターに付けたままにしていたようです。

調べると、もはやこの工芸品はお土産の定番品ではなく、製作しているのも1社しかないとのことでした。

品物の身元が分かってしまった以上、どんなに入手困難であっても手を入れない訳にはありません。

やればできる!某フリマサイトで見つけました!中古品の竹細工。

300円也。

早速ワタクシが所有する同型ギターのネックに取り付けました。
完璧なビジュアル!!!!!

自己満足度:1000点満点です。

近年に無いくらいの幸福感を感じています。

竹細工の中には鈴が入っています。
ギターを弾くたびに鈴がチャリンチャリンと鳴って、演奏の邪魔です。
楽器に付けるアクセサリーとしては邪道中の邪道です。
ジョンはなんでこんなところに付けていたのでしょう。。。
実用性を取るか、見た目を取るか。。。悩みどころです。

【スタッフ日記】普段使いのキレッキレ包丁

皆様、こんにちは、安ちゃんです。

昨年より、人間国宝的鍛冶屋さんや研師の方々が作られた包丁について何度か書かせて頂きました。

ワタクシは料理が好きで、かなり頻繁にします。料理はワタクシ、あと片付けは妻という、ワタクシにとっては一番都合の良い役割分担が成立しています。

その料理の時に人間国宝包丁を使う? 答えはNoです。
高級な包丁は繊細で錆びやすく、手入れも大変で扱いが大変なので、毎日使うことはありません。釣魚などを捌くときに楽しみとして使う程度です。
そこで今回は、ワタクシの普段使いの包丁をご紹介したいと思います。

それはこちら!

NAGAOの刀➖カタナ➖シリーズ

の寂光というシリーズ。
シリーズの中でも一番お手頃に買える刃渡り15センチのペティナイフをポイントで購入しました。

この包丁の第一の特徴は素材。世界一硬いステンレスと言われる粉末ハイスピード綱という素材です。桁違いのカタさです。

しかもハガネと違ってステンレスなので錆びにくい。手入れが超楽なのです!

素材が硬いからキレ味が長続き、キレッキレ度が半端じゃありません。
妻はあまりに切れすぎて怖いので使っていないくらいです。

小さいから取り回しも良く、なんでもスッパスパ切れちゃいます!

正直、この包丁があれば他の包丁はまったく必要ありません!笑

そして何よりも安い!通販でも一万円ちょっと。。。(今回はポイントで入手)

包丁に1万円、、、高いって????

とんでもありません! ある意味、使用頻度の少ない一般人にとっては、研ぎ続ければ一生使える道具です。何度か買い替えるくらいなら、これ一本あれば、最高の切れ味で料理を作る事が出来ます。

抜群に切れる一生モンの普段使い包丁をお探しの方には絶対にオススメの包丁です!!

【スタッフ日記】包丁研ぎ

皆様、明けましておめでとう御座います。安ちゃんです。

以前ご紹介しましたが、ワタクシ日本の伝統工芸品である包丁をコツコツと集めています。高価な包丁は買えませんので、ふるさと納税を活用したりしています。

昭和から続く伝統的技術による包丁を入手するならば今を逃すわけにはいきません。
なぜならば、50年も60年もの経験を有する人間国宝的な職人の方々が70代80代となり作品を作り続けられていて、そのような方々の作品は今後時が経つにつれどんどん入手が難しくなります。後継者がない方も多く、仮に後継者がこれから修行を積んでも技術習得に50年掛かる訳で、もはや私世代には入手は不可能になります。

今回ご紹介する包丁は、日本一の包丁研師、大阪は堺の野村祥太郎さんの包丁です

御歳80を越えられた野村さんにも後継者はいらっしゃいません。

野村さんの研がれた包丁は、極限まで薄く尖れているため、非常に繊細で、硬い魚の骨などには適していません。ところが、先日魚を捌く際にウッカリ骨に当ててしまい、気づいた時には刃がボロボロになってしまいました。

しばらく包丁片手に呆然としました。

どうしよう。。。

何やってんだ。。。自己嫌悪。。。

野村さんが研がれたことに価値がある包丁をワタクシが研ぎ直したところで何の意味もありません。

暫く悩んだ挙句、野村さんに電話を入れ、事情を説明したところ、快く研ぎ直し頂けることとなりました。

心を込めて書いた手紙と共に包丁をお送りし、暫くすると、丁寧に梱包された包丁が返送されて来ました。野村さんのメッセージ付きでした。

またその後もお電話でお話しした際にも、野村さんの研がれた包丁をド素人のワタクシが研いだら台無しになってしまう。と言うと、「最初は誰でもそうよ… 砥石に対して大体15度の角度でね…」と、なんと電話口で、優しく研ぎ方のレクチャーまでして頂き本当に感動しました。

どうでしょうか? 再び生まれ変わった野村さんの包丁です!

一生物の宝物。ちょっと勿体無くて、使う勇気が出そうもありません。大切に大切に、しばらくは眺めて楽しませて頂きます!

【スタッフ日記】メリークリスマス

皆様、メリークリスマス! 安ちゃんです。
もうすぐクリスマスですね! 今年は24日、25日が平日ですので、今日明日の週末にクリスマスを満喫される方も多いのではないでしょうか?

八百万の神を信仰する我が家では、クリスマスツリーは設置していました。が、

そんな中、週末とはいえ、朝4時に目覚めてしまったワタクシは、折角の週末、起きてしまった以上ジ~っとしている訳には行かず、とりあえず厚着に着替えて、何かすることを考えていました。

魚釣りの仕掛けでも作るか。。。でも釣りに行く予定もありません。
ギターを弾くには朝早すぎます。庭木の伐採もチェーンソーを使うには朝早すぎます。

家の中でゴソゴソしていると家族に迷惑なので、とりあえず、まだ夜の様に暗い庭のテラスに出て物置を漁って何かやることを探します。
そこで、久しぶりにキャンドル作りセットが目につきました。
これなら物音を立てず、近所迷惑になることもなく遊べます。

ふと思い起こしてみると、ワタクシ、妻にクリスマスプレゼントというものを渡したことが無いことに気付きました。 これに気付くのに20年以上掛かった訳ですが、今日それに気づいたのを吉日として、妻へのクリスマスプレゼントとしてキャンドルを作ることにしました。

単に暇つぶしの名目として作ったことは1秒でバレるとは思いますが、何でも大義名分は大切です。

沢山作り貯めしたボタニカルキャンドル用のドライフラワーや、キャンドルの原料を物置から引っ張り出して、暗い寒空のもと着手です。

久々過ぎて夢中で製作過程の写真を撮り忘れました。

いきなり出来上がりの写真ですが、今回はキャンドルグラスの中心に環境にやさしい天然素材のソイキャンドルを配置して、その周りをクレヨンを溶かして赤と緑に着色したゼリーキャンドルを流し込み、ドライフラワーや枝などを配置しました。

赤と緑で作れば、クリスマスっぽくなるかと思いましたが、いまいち主張が弱いので、ザ・クリスマスに見えるシールを貼りました。
これでクリスマスキャンドル以外の何者でもなくなったのではないでしょうか?

【スタッフ日記】収穫の秋:原木シイタケ

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

最近驚いたことのベスト①

2023年5月。スタッフ日記に書くために原木シイタケ栽培を始めるべく、クヌギの木を調達し、丸太にドリルで穴をあけて菌糸のコマを打ち込み、苦労して仕込んだのにスタッフ日記に書くのを忘れていた事。

そして、その原木シイタケの存在自体を忘れて放置していたら、シイタケの成長に気付かず、手のひらよりも大きいシイタケを見つけた事。です。

時を遡ること昨年の春。何かスタッフ日記に書けることをしよう!と考えて、本格的な原木シイタケの栽培プロジェクトを始めるべく、作業を行いました。
まずは、ほだ木となるクヌギの丸太にドリルでランダムに穴をあけます。


そのドリル穴にシイタケの菌糸がついたコマを打ち込みます。
分かり難いですが、コマについた白いものが菌糸です。

これを何本もやるのは地味に大変な作業ですが、これをやらなきゃ何も始まりません。

一通り菌糸を打ち込み終わったら、丸太をひっぱたいて菌を覚醒させます。そして庭の中で日当たりが悪く、雨が当たってジメジメするような場所に置いておきます。我家には日当たりの悪い場所が少ないので、黒いネットを張ってその下に格納しました。
2023年の秋は収穫できないので、1年間の辛抱です。

そして。。。時は2024年の秋。そう今です。
ワタクシ、忙しい日々に流されて、この原木の存在をすっかり忘れておりました。

先日、冬支度のヒーターを出すために物置に行く途中、「ん?なんだ?」と、ちょっとした視線を感じました。いや、視線ではなく、圧迫感という感じです。
気付かない内に、手のひらよりも大きいシイタケが放ったらかされて育ちまくっていました。

そして、これら以外にも美味しそうなシイタケが顔を出し始めていました。
放っておくと、あっという間に手のひらサイズを越えてしまいます。
大きくなっても美味しいのですが、虫などに食われるリスクが高まります。

危なく気づかないまま冬を迎える所でした。

これから暫くはシイタケから目を離せません。

【スタッフ日記】秋の訪れ

みなさまこんにちは、安ちゃんです。
鼻を通る冷たい澄んだ空気が、秋の訪れを教えてくれます。
あっという間に2024年も終盤です。
通勤途中に毎日目にする街路樹もすっかり色づいてとても癒されます。

落葉は木の新陳代謝と聞いたことがあります。
樹木に不必要な要素や不純物を葉に運び、落葉して体外に排出する。
毎年行われている循環です。自然の力を感じます。
しかし毎年、まもなくすると、この街路樹はバッサリと幹だけの丸裸に伐採されます。
恐らく落葉によるご近所迷惑を考慮してのことだと思いますが、ワタクシは毎朝の目の保養が無くなることに少し寂しい気持ちになり、冬の訪れを覚悟します。

2024~2025年の冬は、ラ・ニーニャ現象によって平年より厳しい寒さとなるそうです。
因みにラ・ニーニャとは、スペイン語で女の子(子供)を意味し、エル・ニーニョは男の子を意味しています。厳密には「幼子イエスキリスト」を指した言葉が語源ですが、ペルーの漁師がクリスマスに接岸する暖流をそのように呼んだことが起源だそうです。
温暖化が叫ばれる昨今ですので、寒い冬も必要なのかもしれません。そろそろ冬支度を始めます。

 

追記:翌朝の景色

言わんこっちゃありません。既に左側の列は幹だけとなってしまいました。

【スタッフ日記】ギターのレリック(エイジド)加工

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

前回同様、マニアックなギター談議が続きます。。。

前回、新しいギターをヴィンテージ色に塗り替える作業についてご紹介しました。

ワタクシにとって、あの様な作業はまだまだ序の口です。

ギター業界では、特定のギターに関して、古ければ古いほど価値があるというヴィンテージギターが存在するというお話は何度かご紹介しました。

それらのギターは数千万円~数億円まで、庶民ではとても手の届かない金額となっています。

古いギターは当然経年でボロボロになっています。
金属パーツは錆び、塗装は退色、ひび割れ、輝きは無く、ぶつけたり、引っかいたり、擦れたりの傷だらけ、下地の木も見えてきてたりします。

まずは、ギターを60年間弾くとどの様な見た目になるか、ご覧ください!


いかがでしょうか?ボロボロですね~!
これが何千万円のくすんだ輝きです!!

そこから、数千万円のギターを買えない庶民ギタリストの思考が下記のようになっています。

① 60年前のヴィンテージギターは材料も良く、大量生産ではないので作りも丁寧で音が良く価値がある

② 60年も経っているので塗装もはがれ、見た目はボロボロ

③ ボロボロのギターは格好いい


新品でもいいから、ボロボロのギターが欲しい!!!!

という、常人には良く分からないであろう、何段論法かの思考になっているギタリストが非常に多いです。

そこでギターのメーカーさんは考えます。

『見た目だけでもヴィンテージ風のボロボロギターを作ろう!』

そうです、本来は古いギターは音が良い。という所から始まったボロボロギターに憧れるあまり、『ボロボロのギターが欲しい!』という何段階か飛び越えたニーズが生まれているのです。

新品ギターをあらゆる手法を使って傷つけ、劣化させ、汚れさせ。。

塗装も傷だらけで、中には塗装が剥げて木材がむき出しになっている『新品ギター』を作ります。
これをレリック(エイジド)ギターと言います。

そして今度は、“レリックにするのがリアルに滅茶上手な職人”が生まれ、その人が作るボロボロの新品ギターに付加価値がついて数百万円の価値を持つ。。。

新品の綺麗なギターが30万円~50万円で買えるとすると、それをわざわざボロボロにしたギターが100万円~600万円と、これまた付加価値で凄い値段になって来ています。既にレリックギターでさえ庶民の手が届かなくなりつつあります。
もはや、何が正義なのか分からなくなってきます。。。

 

実はワタクシ。。。自分で言うのもなんですが。。。このレリック加工の技術も中々の腕前を有しておりまして、自分のギターもこのエイジド加工を施したりしています。

そう、かくいうワタクシもボロボロのギターに憧れているのです。

ただ、傷つけるのは高級ギターでなければいけません。

安物ギターを傷つけた所で、ボロボロの安物ギターにしかなりません。

買えば数十万円もする高級ギター、本来は傷一つ付いただけでも涙を流して悲しむものです。
それをわざわざボロボロにするのは大変な勇気がいります。もしかしたら失敗して使い物にならなくなるかもしれません。そこは勇気を持ってやるしかありません。

数年前の作業ではありますが。。。。
ワタクシの場合、ギターコレクションの中から、こちらの高級ギターをレリック改造の為に抜擢しました! 若かりし頃、コツコツと真面目にパチンコ屋さんに通って、一生懸命に貯金したお金で購入した高級ギターです。
高級家具のようなゴージャスなギター。既にこれ自体年代物となっていますが、まだまだ美しいです。

メイプルの虎目と言われる木目が美しく浮かび上がる、見るからに高級感あふれるギターです。

とても気に入っています。気に入っているからこそ、このギターを清水の舞台から三段跳びで飛び降りる覚悟でボロボロにしました。
着手するまでに何か月か心の準備が必要でした。

 

そして。。。。。。。エイジド加工の結果。。。。。。

 

こうなりました。。。。

『きっったねぇ~~~!!!』
という言葉が良く似合う、美しかった姿が思い出せない程、無残にボロボロで格好良くなりました。

もう少し細かくご紹介しましょう!

・・・・・まだ読んでくれている方、いますか~???
また、マニアック過ぎて誰も付いて来てくれていない気がしますが、続けます!

ヴィンテージギターの塗装は長年の温度変化で膨張と収縮を繰り返して割れ、無数の線が入っています。あとは60年間使ったらどこに傷がつくのか。。。どんな傷がつくのか想像力を膨らませながら(←これが大事)、トンカチで叩いたり、ドライバーで叩いたり、こすったり、削って綺麗な木の下地が見えた所は着色て古い色にしたり。。。。丁寧に丁寧にボロボロにしていきます。
こりゃ人件費掛かるな。。。という作業です。
↓60年使った風の見た目です。

ワタクシは、塗装を冷却スプレーで急激に凍らせてから、ヒートガンで熱を加えて急激な温度変化によって塗装を割ります。
温度変化で割れるという事実に変わりはなく、見た目は本物と遜色なく、同じようになります。あと細かい傷はナイフで手描きします。

そしてベルトのバックルが当たる裏側も入念に、ホンモノのベルトのバックルを何百回も叩きつけて傷つけます。

プラスチックパーツは割ってみたり、サンドペーパーや鋭利なもので削って、その削り溝にインクを刷り込んで汚れと経年感を出します。

金属パーツは弦の流れに沿って腐食液で錆びを浮かせます。
はい、マニアック過ぎる説明はもうこの辺でやめておきます。

ホンモノよりホンモノっぽいオンボロさ加減になりました。

ワタクシ的には数億円ギターに負けないルックスのボロボロ具合、ゴージャスレリックギターが出来ました。

完璧です。

ホンモノを知る方はきっと笑われる事でしょう。

完全な自己満足の世界です。でも趣味ってそんなもんですよね!!笑

【スタッフ日記】休暇の過ごし方

皆様こんにちは、安ちゃんです。
先日、少し遅い夏休みを頂きました。
今年の夏休みは雑用予定が詰まっていたので、大忙しで過ごしましたが、ある日の午後、突然の予定変更でやる事がなくなってしまいました。

はて⁇ どうしたものか…

折角のお休み、何もせずに過ごすなど勿体無いと、捻り出す様にやる事を探しました。

よし!ビジュアルがイマイチ気に入っていないギターの塗装を塗り替えよう!

そうと決まれば即行動!とにかく時間がない!(普通、ギター塗装を半日で塗り替える人など絶対に居ません。)

↓このギター塗装、どうも安っぽくて如何にも新品ピカピカ、塗装塗りたてのクッキリハッキリのビジュアルがどうもシックリ来なくて、あまり手に取る事もなく勿体無いと思っていました。

私の完璧な理想形イメージは↓の様な色です。
これはネットから拝借した画像ですが、1966年製だそうです。


これは約60年の時を経て、紫外線の影響や塗料の経年変化によって、黒色が薄く退色した結果、赤の塗装だけが残った状態です。

恐らくギターを弾かない皆さんには、「何のこっちゃ⁇⁇」だと思いますが、この経年変化した色がヴィンテージ感を醸し出していて堪らず格好良く見える訳です。

早速、パーツを外して塗装を全部剥がしていきます。


今回はサンダーで一気にズル剥け状態にしました。

スミマセン、身体中塗装の粉だらけで必死に作業したもので、その状態の写真を撮り忘れてました。。。

そこからは、ヴィンテージギターの写真を見ながらの塗装作業。

実はワタクシ、この作業が異常に得意で、塗料の調色から、塗装の濃淡など、プロの職人の人からも「どうやって再現してるんですか?」と良く聞かれたりします。隠れた才能かもしれません。

塗装に要した時間、約15分。
着色後、艶消しのクリアラッカーを薄く吹いてすぐに終わります。

↓の写真が完成品です。いかがでしょうか?
理想のビンテージ色に限りなく近い塗装が出来ました!


お気に入りの色に生まれ変わったこのギター、今後は手にする機会が格段に増える事、間違いなしです!

有効な休日の午後を過ごすことが出来て満足です!

【スタッフ日記】ネットシステム

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

生ゴミのカラス問題、全国どこでもあると思います。

我が家が出させて頂くごみ収集場でもカラスの荒らし問題が深刻な時期がありました。もう10年程前になりますが、カラス対策としてネットを設置しました。

軽量アルミパイプ2本とネット、雨どい用半丸金具が2つあれば出来る簡単なネットシステムです。

効果はテキメンで、カラスの荒らし被害は無くなりました。今もそのネットシステムは健在で、問題なく利用しています。

ポイントは、横の部分に侵入出来る空間を作らないことです。

使わない時には上のパイプに設置した雨どい金具に掛けておけば邪魔になりません。

こうしておけば、スッキリ!

暫くすると、隣のごみ収集場の近所の方から『こちらにも設置して頂けませんか?』とワタクシの親が頼まれ、『良いですよ〜♪』と二つ返事で安請け合いしてしまうので、ワタクシ再び材料を仕入れて設置してあげました。

すると、あそこに頼めばやってくれるという口コミが広がり、幾つもの設置依頼が来るようになりました。

幾つかは設置したものの、このままでは街中の設置で破産してしまうと思い、ネットシステムを作るのに必要パーツリストと作り方段取りのプリントを作って自治会班長さんに渡しておき、それ以降はDIYで其々に作って頂くことにしました。幾つかはそれを参考に作られただろうと思われるネットシステムを散見します。

基本的には皆さん下の写真の様にネットだけ準備して、ごみ回収日に上から掛けるだけですが、カラスはネットを引っ張って簡単に侵入してしまいます。

そしてこれは恐らくワタクシの図面を参考にされたパイプ式。

街中に設置されたネットシステムを眺めるのも意外と楽しいです。

【スタッフ日記】夕焼け

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

太陽がつくる美しい自然現象は沢山ありますが、皆さんは何が好きですか?

虹、オーロラ、ダイヤモンドダストやサンピラー、ハロー現象、朝焼け、夕焼け。。。美しい現象は色々ありますが、ワタクシは特に夕焼けが大好きで、大人気なく前のめりで夢中になって見惚れてしまいます。

休みの日など、綺麗な夕焼けが見えそうな予感がすると、突然テンションが上がって、家族にも黙って慌てて家を飛び出して、夕焼けが見える丘の上まで車を飛ばして眺めることもしばしばです。

先週末の夕方、買い物の帰り道もそんな予感がして、急遽帰宅路を変更して丘の上に車を走らせました。夕焼けが綺麗な時間は一瞬で、刻々と表情を変えていきますので、スピード勝負なのです。

久々に綺麗な夕焼けを見る事が出来ました。

今回は見惚れていたため、ベストタイムに写真を撮るのを忘れてしまいましたが、それでも美しさは伝わると思います。

下の写真の左下にはうっすら富士山のシルエットも見えます。

夕焼けの色は季節によって変わります。空気中の湿度の違いです。湿度が高いと赤みが強くなります。

やはり綺麗な夕焼けには雲がポイントになります。頭上に雲があって、西の果てには雲がないのが条件です。

この日は運良く好条件で、日暮までゆっくり堪能出来ました。

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