【スタッフ日記】台風15号
みなさまこんにちは、ようやく台風15号のドタバタから脱しつつある安ちゃんです。
千葉県民のワタクシ、人生ではじめて自然災害で身の危険を感じました。
夜中も1時を過ぎた頃から風が強くなり始め、2時には家が揺れる、雨が真横に降り家に叩付ける、家中どこそこと雨漏りがし始める、テラスの屋根が飛ぶ、木が倒れる、鉄塔が風でゴーゴー爆音を鳴らし始める。 そして停電。。。
結局、眠る事が出来ずに朝を迎え、朝になってもまだ風がゴーゴーとなっている中、外に出てみて愕然としました。。。
庭に出ただけで、あらゆるものが散乱し、完全に世界が変わっていました。
最初は、庭の植木やプランターが倒れた!!!とショックを受けていました。
育てているアロエが吹っ飛んだ!
折角実をつけはじめたトマトとピーマンが全部折れた!
と大騒ぎしていたのですが、よくよく見てみると、そんな騒ぎでは無い程に庭がジャングルのように変貌していて、テラスの中がゴミだまりになっている様子に、写真を撮る事も忘れて愕然としました。
写真は、暴風雨の中、街路樹の枝が折れて歩道を塞いでいたご近所さんが、必死にのこぎりで枝を切っていました。みなさん、こんな大変な中でも人に迷惑を掛けない事を最優先にしている姿が印象的でした。ワタクシはとりあえず、暴風が済んでから動きだそうと決めていました。
夜も完全に明けましたので、家の事はさておき、とにかく出社するための準備をして駅に向かいました。
が、しかし、駅までの道中も木は倒れ、道にはあらゆるのもが散乱し、信号は消えていて非常に危険な状態。
街路樹もそこら中で倒れていて、我家の裏道の街路樹も倒れて道を塞いでしまっており、行政撤去を待つ訳にも行かず、各家で撤去作業をしていました。
そして結局電車も動いていませんでした。。。
会社に行けない。。。。。
駅員さんに聞くと、電車が動かないのは千葉エリアだけとのこと。。。
「復旧の見込みは全く立っていません。」珍しく断言するではありませんか。。。 よっぽどの事なんだろうという想像はつきました。
と言う事は、ワタクシ以外の会社メンバーは普段通り出勤してバリバリ仕事しているのに、ワタクシ独りで「台風がぁ~!!」と騒いで余り共感もして貰えないという一番淋しいパターンになりそうだと言う事も悟りました(笑) そうなると気は焦り、何としてでも会社に行かなければ!!! と思いましたが、電車は結局、翌日も中々動かず、自宅から会社まで8時間掛けて出社する事になりました。
電車が動かなかった大きな一つの理由がコレ。東千葉駅の屋根が吹っ飛んで、電線に乗っかっていたとの事でした。
そして、千葉県では、まだ我が地域はマシな方だと言う事が、少しずつ分かってきました。
千葉県は関東の右端にぶら下がっている地域、首都圏の皆さんもワザワザ行かない限りは千葉の状況が伝わりにくい立地だと言う事も分かりました。今回の被害状況把握が遅れたのもそんな一因が有るのでは無いかと思います。
なんせ、電気が止まったり、アンテナ拠点の停電によって携帯通信が繋がらなかったり、インターネット、テレビなど全ての情報から遮断された状態で過ごす事がいかに不安で心細いものかを実感しました。
2011年3月11日以降、ワタクシは発電機を購入し、自宅でガソリンを備蓄して来ました。ガソリンの自宅管理は当然細心の注意が必要ですが、今回のような長期の停電では、非常に役立つのも確かです。
天災は忘れた頃にやって来る。 みなさまも万一に備えての準備は是非お忘れなく!