【スタッフ日記】花梨と柚子
みなさまこんにちは、安ちゃんです。
暑い夏のお陰か、今年は庭の実のなる木たちが大豊作です。
その中でも先頭を切って豊作になった花梨の実。
とっても良い香りのする実ですが、毒もあってそのまま食べることができないため、毎年、はちみつ漬けや化粧水などを作っています。無農薬なので安心して使うことができます。
ただ難点は、この花梨、とんでもなく硬いんです。
これを包丁で切るのは至難の業。
ですので、ワタクシ古い包丁とトンカチで叩き割ります。
種は綺麗なものを選別してから化粧水に。
果実は、氷砂糖シロップ、はちみつ漬けにします。
瓶は密閉度の高い国産のものを選びます。そして熱湯で煮沸消毒後にアルコール消毒して雑菌の繁殖を防ぎます。
ハチミツは、世の中色々なハチミツがありますが、ワタクシはドイツ原産のものを使います。なぜなら多くの海外産のハチミツには残存農薬の問題や、シロップと混ぜて作った人造ハチミツなどがあり、国産でも原産国偽装の問題など、本当に良いものを選ぶのも大変です。
その点、ドイツには「はちみつ純正法」という厳しい規制があります。ですので、ドイツ原産のハチミツには安心感があります。ルーマニア産のハチミツもこのドイツ基準に準拠しているので安心感は同じです。
因みにワタクシの日記では、無農薬!だとか、やたらこだわった健康思考だと思われるかもしれませんが、じつは全然健康マニアではありません。健康を考えるならまず運動をして暴食をやめて肥満を解消しろ!と言われますが、そうではなく、せっかく自然からの天然の贈り物を頂くならば、化学薬品や農薬などの混じりけが無い、最上の形に作り上げるのが自然への礼儀だと思うからです。これは魚釣りで釣れた魚たちを頂く時でも同じ考えです。
ですので、実は化粧水もハチミツ漬けもワタクシ自身はほとんど消費をせず、ご近所に差し上げたり家族、親戚が使ったりしています。
話は脱線しますが、ワタクシ来年か再来年の春には、日本ミツバチの養蜂をやろうかと考えて情報を収集しています。ワタクシの家の周りには農薬を使用するような畑がありません。一方で自然の多い地区ですので、春には沢山の花が咲いています。ここで養蜂をすれば、質の良いハチミツを集めてくれるのではないかと夢を膨らませています。養蜂の良い所は殆ど手が掛からないこと。自分が使う分だけのハチミツを蜜蜂から頂いて、様々なハチミツ漬けを作ることができたら魅力的ですよね?
はいはい、続きましては柚子です!!
去年1つも出来なかった柚子が今年は豊作です。
とりあえず、柚子胡椒を作る分だけ収穫します。
柚子胡椒に使うのは皮の部分です。
白い綿の部分を入れると苦みが出てしまうので、表皮だけを削ります。
これ、結構一番大変な作業です。
次に胡椒(と呼んでいますが、実は青唐辛子)の種を取って刻みます。
九州出身の母曰く、九州では唐辛子を胡椒と呼ぶそうです。
そしてブレンダーで木っ端みじんにします。
今回は柚子の皮250グラム+青唐辛子250グラムです。
500gの20%、100gの塩を加えます。少し減塩気味です。長持ちさせたいときは30%を入れます。
今回ワタクシは、頂きものの藻塩(呉市蒲刈島産)を100g加えました。
そして瓶詰め。国産瓶を煮沸消毒してアルコール殺菌します。
ハイ、フレッシュ柚子胡椒の出来上がり!!!
あっという間です。
味見をしてみました。
う~ん。。。そりゃ美味しい。
レベル的には結構美味しいのですが、もぅちょっと辛味が欲しかったです。
柚子の主張が少し強すぎて辛味とのバランスが今一つです。
唐辛子の種を一緒に入れて辛味を強くした方が良かったかもしれません。
まぁこんなこともあります。
実は、今回は会社のスタッフのみんなに配ろうと思って作ったのですが、生憎、納得の味には出来ませんでした。ワタクシの目標は、柑橘嫌いの “たかちゃん”にも喜んで貰える美味しさのレベルです。この味では満足して貰えそうもありません。近々に作り直します!
なので今回は泣く泣くご近所さんに配ることにします。
(クォリティが低いからご近所さんに配る。。。って、もしこちらをご近所さんが見ていたら済みません。勿論、決して食べられないレベルではなかったと思います。我家の家族は美味しい美味しいと鍋料理と一緒に食べてましたのでご勘弁を。。。)