【スタッフ日記】すき焼き
突然ですが皆さま、すき焼きはどのようにして召し上がりますか?
緊急事態宣言中、首都圏の状況を心配した身内が、救援物資としてすき焼き肉を送ってくれたのですが(ありがたや・・・)、ここで問題が発生しました。すき焼きの作り方です。まずラードをすき焼き鍋で熱し、肉を投入して焼きながらその上に砂糖と醤油、次いで日本酒または水を様子を見ながら注ぎ、味の調整を続けつつ、まず肉を頂いて、その後に野菜、焼き豆腐などを入れていくスタイルで育てられた私は、大人になってから割り下の存在を知り、本当に目からうろこでした。割り下を鍋に張って、肉も豆腐も野菜も全てセットしてから始められ、割り下の味がおいしく決まっているので滅多に失敗することがないこの作り方は、とても安心感があります。逆に家族は割り下方式でしか食べたことがありません。砂糖と醤油で焼く前者が関西風、割り下で煮る後者が関東風とされているのですが、今回はどちらの方法を取るべきなのでしょうか・・・。
白熱した家族会議の結果、私が全責任を持って作る形で、関西風にて頂くことになりました。常に味や火加減の調整が必要で、食べている間も気が抜けず緊張感が漂い続ける、久しぶりのこの作り方・・・。しかも対象は、自分では絶対に購入対象外の価格帯で、普段の買い物ではまったく視界に入らず素通りしているレベルの畏れ多いお肉です。失敗を想像するだけで手が震えそうでしたが、事前のイメトレと気合を維持して、何とかおいしくやり遂げました。ミッションコンプリートです!