【スタッフ日記】落花生
みなさまこんにちは、安ちゃんです。
我家からほど近くに千葉県八街市という所があります。
八街と言えばピーナッツ。ピーナッツと言えば八街という位で、千葉県は全国のピーナッツ生産量の8割を誇っていますが、その中でもダントツの生産地です。
この季節になると、落花生畑も収穫が進み、畑のそこかしこに転々と得体の知れない物体が並びはじめます。
これご存じでしょうか?
「ぼっち」と呼ばれています。
どっちを向いても「ぼっち」だらけ。。。
見渡す限りの「ぼっち」
もう八街市に入った瞬間に右を向いても左を向いても「ぼっち」だらけなのです。
この「ぼっち」は、ご想像通り、収穫した落花生の山です。
畑では、「ぼっち」の状態で1ヶ月ほど落花生が放置されています。
正確には放置ではなく、実は収穫した落花生を乾燥させているのです。
収穫したての落花生は水分量が50%と瑞々しすぎて、煎り豆にする事が出来ません。そこで、一番上の写真のように掘った落花生をひっくり返して1週間ほど予備乾燥。その後、「ぼっち」に積み上げて1ヶ月乾燥させ、ようやく出荷となります。
この乾燥期間が大切で、ピーナッツの甘みであるショ糖は、この乾燥期間に増加するので、ピーナッツの美味しさの秘密はこの「ぼっち」乾燥にあるのです。
最近はブルーシートの雨よけを被せる所が増えて来ているようですが、実は以前はビニールシートではなく、藁で作った雨避けを被せていました。
この姿が、時代劇などでお侍さんが被っている「ぼっち傘(画像へリンク)」に似ている事が名前の由来だそうです。
今年は新種のピーナッツも話題の千葉県産落花生、これから美味しい季節になってきます。楽しみですね!!