【スタッフ日記】アーティチョーク
みなさまこんにちは、安ちゃんです。
唐突ですが、アーティチョークという野菜⁇をご存知でしょうか? 日本ではあまり馴染みのないものですが、ヨーロッパでは非常に好んで食べられている人気の食材です。
そのアーティチョーク(いちいち長いので次から勝手に”アチョー”と略します)、色々あってワタクシには懐かしの味でして、季節の食味として年に一度は食べたい味なのです。
恐らく都会で見つける事は出来るかと思いますが、田舎暮らしのワタクシには手の届かない貴重な食材。
さすれば、どうするか??
自分で作るしかありません!
という事で、数年前、種から育て始めました。お陰で毎年この季節になると、いくつかのツボミを収穫する事が出来ます。
それにしてもこのアチョー(略しておきながら違和感を感じます…)、人一倍栽培に手の掛かる植物です。毎朝欠かさずバケツ1杯の水を全鉢植えに流し込んでも翌朝にはカラカラになります。そして手塩に掛けて育てた結果、食べられる部位はといえば、その大きなツボミの中に隠された花の萼(ガク)の部分のみ。なんとコスパの低い贅沢食品なんでしょう。
まずは棘を切ったツボミを蒸し器で蒸します。
柔らかくなったツボミを真っ二つに切ると、目当ての萼が見えます。この萼だけをセコセコと集めて頂くのです。葉の根元についた少量の萼のカケラもこそげ取りながら食べます。
その萼だけを大切に集めます。
今回は、ワタクシ得意の本場仕込みスペインオムレツにして頂きました。
色あいが悪い?いえいえ、そんな事はありません!上出来です。
最高に美味しいオムレツでした!
そしてこのオムレツには『パンコントマテ』というバケットに完熟トマトを擦り込んで、オリーブオイルと塩を掛けた(写真を撮り忘れたので言葉で説明。。)スペインカタルーニャ地方の食べ方が最高にマッチします!
そしてウッカリ食べ頃を逃してしまうと、すぐに大きな紫色の花が咲きます。これがまた美しいんです。観賞用としても充分なインパクトのある花です。
あまり馴染みの無いアーティチョークですが、ヨーロッパの旬の味です。もしスーパーなどで見かけたら、コスパ悪いですが是非一度ご賞味ください!