【スタッフ日記】自家製ジェノベーゼソース

みなさまこんにちは、安ちゃんです。

庭にピザ窯を作ったというお話は、以前こちらのスタッフ日記でもご紹介させて頂きました。

ピザ窯を作ったら、次はマルゲリータ用にトマト栽培バジル栽培モッツアレラチーズ作りです。小麦栽培は農業になってしまうのでやりません。チーズに関しても、さすがに乳牛を飼うという発想は無く、買って来た牛乳から作ります。モッツァレラチーズは比較的簡単にできます。 ワタクシのコダワリは自己満足なので詰めが甘いです。

そんなつもりでプランターに撒いたバジルの種を放置すること数か月。ボーボーに育って暴れ狂っています。100円で買って来た種がこれだけ増えるのでコスパ良好です。

あまりにも虫に食われるのでネットだけはかぶせていましたが、基本は得意の無農薬という名の放置農法です。

ピザに使うバジルは、1回あたり精々5~6枚。全然消費が間に合いません。

そこでワタクシの好きな特製バジルソースを作ってプランターで大騒ぎしているバジル達を黙らせることにします。

バジルソース、通称『ジェノベーゼソース』ですが、作るのが簡単なため、昔から自家製にしています。

下記がワタクシの特製ジェノベーゼソースのレシピです。

化学物質過敏症のワタクシは、贅沢ですがオーガニックを基本にしています。
そして、『特製』というからには、オリジナリティが必要で、ワタクシの場合はナッツ風味が強めです。ふつうヨーロッパでは松の実、日本ではクルミやアーモンドを使うのが通常だと思います。

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【特製ジェノベーゼソース レシピ】

バジル:大量
オリーブオイル:コルドバ産『XYエキストラバージンオイル』適量
塩:
適当 (粟国の塩、アルプス岩塩)
ニンニク:常識的な適量と思ったら、その倍の量(近所の農家産)
ナッツ:松の実、アーモンド、マカデミア、ヒマワリ、クルミ、カシューナッツ。
(それぞれオーガニックで揃えますが財布には優しくありません。)
チーズ:ほどほどの量。 パルミジャーノレッジャーノの削り粉

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ここから本題に行かないのがワタクシの日記。。。。

レシピを書いていたら思い出してしまったので、以下、余談を書きます。
スペイン人から、「お前、本当スペイン人みたいだな!」とよく言われるほどにラテン系な心を持っているワタクシですが、日本人の生真面目なところも持ち合わせてしまっているので、オリーブオイルには相当にうるさいです。

エキストラバージンオイルは、オリーブオイル製造過程で果実の1〜2%程度しか採れない超貴重なオイルです。”身体に良いオリーブオイル”はコレを指します。

それなのに店頭に並ぶオイルの殆どはエキストラバージンオイルと書いてあります。不思議ですね。

実は日本の店頭で売られている9割のEXバージンオイルが本物ではないと言われています。
正確には、9割が世界基準ではEXバージンオイルと謳ってはいけないものです。

理由はEXバージンオイルを定義する国際認証に日本が参加しておらず、明確な基準が無い為、善意悪意問わず、本来のEXバージンオイルの定義とは違うことが原因です。

一方で、ヨーロッパでは絞り方に至るまで厳格に定義がされています。本物のEXバージンオイルの選び方などはYoutubeなどにも多くの方が掲載していますので参考にされると良いと思います。

ワタクシは、オリーブオイルを購入する際には必ず酸度を見ます。酸度の高いEXバージンオイルは偽物です。

そして今回は、上記レシピの通り、スペインアンダルシア地方・コルドバ出身の友達イチオシのオイルで、贅沢する際には、コルドバ産の“XYエキストラバージンオイル”というのを使っています。

コルドバ周辺は一面オリーブ畑で、その環境下でも特に本気の本気で作られたオイルがコレです。高級オリーブオイルの基準である0.8%以下という酸度基準の中でも0.1%と突出して酸度が低く、少し辛みのある超贅沢高級オイルです。間違っても揚げ物などに使ってはいけません!その昔、スペインに住んでいたころ、ワタクシがEXバージンオイルで揚げ物をして、スペイン人の同居人に殺されんばかりの勢いで怒られた苦い記憶が蘇ります。

XYは、日本でも比較的見つけ易いオイルですので、贅沢品ですが是非お試し頂きたいオイルです。

因みにコルドバは、世界中でもワタクシが知る限り最も美しい街の1つです。Googleの画像検索しただけでも、ワタクシのいう意味が分かると思います。

こちらも機会があれば行って頂きたいです。

———余談おしまい———

以上、日記1話分の長文を書き終わったところで、ようやく本題行きます!

まずはバジルを伐採!

虫が混入しないように目を皿にして葉っぱ1枚1枚を丁寧に洗います。
洗い終わったら、熱湯で茹でる。 普段は生のまま使いますが、長期保存する場合には茹でます。
茹でるとエグ味が消えてクセのない味になります。

茹でたら氷水で冷やし、バジルが充分に冷えたら、水分を切ります。
水分が残るとペーストになりませんので、ここはペーパーに包んで最後の1滴まで鬼の形相で絞っていきます。

あんなに沢山あったバジルが野球のボール位になってしまいました。次にナッツ類を香ばしい香りがして少し色づくまで炒めます。

ここで大切なこと。ナッツもバジルもですが、オリーブオイルも材料を全部冷蔵庫で冷やします。ブレンダーで熱が発するのを極力抑えるのが目的です。ワタクシの場合、ナッツは凍らせます。材料が充分に冷えたら、オリープオイルにナッツを投入してブレンダーでナッツオイルを作ります。

ワタクシはこの時に一緒に塩も入れます。今回は海水塩と岩塩を混ぜていますが、全く意味はありません。違うミネラル成分が掛け合わさって味の深みにミラクルが起きてくれることを期待しています。

ナッツオイルがスムーズなペースト状になったら次はニンニクです。

ちょうどいい適量と思った “倍” の量を入れます。理由はニンニクが大好きだからです。
ニンニクが溶けたら、いよいよバジルを投入して素早くブレンドします。

片手で必死に撮影しているのでピンボケにもなります。
そして最後、パルメザンチーズを混ぜて完成です!!

完成したペーストは、瓶詰めにします。この瓶も外国産のものは密閉度が低かったり、金属が変な腐食をしたりするので、日本製に限ります。

瓶を熱湯で消毒して乾燥させ、しっかりアルコール消毒してから瓶詰めにします。半年は保存がききますが、すぐに食べるのが美味しいです。はい、お待たせしました! 特製ジェノベーゼソースの出来上がりです!!こんな長文、一体、どれだけの方がここまで読んで頂けたのでしょうか?ワタクシはこれを冷製ペンネなどにあえて頂くのが好きです。

ここまで長文にお付き合い頂き有難う御座いました。

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