【スタッフ日記】骨にコブ
みなさまこんにちは、安ちゃんです。
先月、鹿児島錦江湾で真鯛釣りをしてきました。地元の皆さんと一緒の釣りで、とても楽しく、魚も沢山連れて錦江湾の豊かさを改めて感じる1日でした。
魚釣りをする方はご存じだと思いますが、鯛をはじめとする特定の魚には、「乗っ込みシーズン」と言われる、産卵を意識した大きな魚が深場から浅場に移動してくる時期があります。そして産卵のためにエサも活発に食べてくれるので、釣りやすい時期でもあります。おそらく浅場には海藻が生い茂っていて、孵化後の稚魚が成長するまでの間、安全に暮らせる環境が整っているからではないかと想像しています。
東京湾での乗っ込みシーズンは4月後半から5月と言われています。しかし、錦江湾エリアの真鯛釣りのピークは2月3月で、「4月は遅い!」と船長から言われてしまいました。それでも定期的に釣れあがってくる魚を見ると、錦江湾の魚影の濃さを感じます。
美しいメスの真鯛です!
そして、ワタクシが真鯛は魅力的だと思う1つの理由が、海から上がってくる真鯛の目の上には青く輝くアイシャドーがあるのです。
何とオシャレなんでしょう!!自然の神秘です。
そして、錦江湾の真鯛の特徴がもうひとつ。
お分かりですか?
骨の3カ所にプックリ膨れたコブがあるのです。
これは、俗に「鳴門骨」とも呼ばれ、鳴門真鯛によく見える現象で、潮流の早い海で疲労骨折を繰り返して来た魚にだけあるという説があります。つまり、荒波にもまれた美味しい魚の証拠がこの『コブ』なのです。そのコブが錦江湾真鯛にもありました。このコブがある魚は当たり!です。
釣り好きの方々には、錦江湾での釣り体験だけでも鹿児島に足を延ばす価値がある、釣り観光も充分に成立すると改めて感じました。